高次脳機能障害をどう治せばいいのか。
これは一つ一つの症状が深く区分けされているのでそれらをたどっていかないといけません。
そしてそれはどこでリハビリするのかも。。。
なんの症状が出ているのかを知る
「とにかく今の自分がわからない。」
それがスタートだという事を知ってください。
自分に何が起こっているのかを知ることで次に進む事ができるようになります。
高次脳機能というのは一見して普通の状態である事が多いです。
だけど以前普通にできていた事ができません、そこの洗い出し作業を行います。
これは自分だけでは何ができてないのかを洗い出すことはむずかしいです。
だから足りない出来事を自分を含めて多くの人に聞く必要があります。
症状を明確に表現する家族と医師・理学療法士が必要
自分での違和感はもちろん洗い出して進めます。
しかし、頭の中がぐちゃぐちゃ状態になっている事もあります。
その時はシンプルに「あ、あ今自分は頭が~~でぐちゃぐちゃであるんだな」と一つ客観的にとらえます。
そしてそのぐちゃぐちゃした状況に対してそれを「高次脳機能障害中」と名付けます。
そうすると一つそとから状況を見ることができます。それを医師はもちろん家族と話しあいます。
それでとにかく病院内で自分の状況を「周りの人」に知ってもらいます。
これはスタート地点では自分が理解する必要はありません。
外から見てくれる人へ自分の状況がどうなのかを伝えて行くのです。
できない事はまずは置いて置け
高次脳機能障害という障害を頭に持ったら、まず持っていることを冷静に把握します。自分の頭の中にあるとわかれば問題ありません。それがリハビリを行う上で一番最初の出来事です。それは悪いことではないというのをしりましょう。
そして、自分に何ができないのかをしぼりだしましょう。
これは外の人に見てもらいながら、自分ができない事とできる事を分けます。
スタートはできない事を起きます。できないことは現状ではできません。
だからこそできることを拡張していく必要があるのです。
自分を拡張して自己肯定を積み上げる
拡張した後には拡張を、自分の可能性を広げていきます。
そう多くの出来事ができないという事を積み上げていくのではなく、今何ができるのかを積み上げて、「自分を信じるポイントを作りだす」それが大切な事になります。
もちろん軽い症状であれば様々なリハビリを積み重ねて一つ一つの基本スキルは積み上がり、広い形で自己肯定が備わるでしょう。でも深い状況であれば、自分を肯定する場所を作り上げるのが一番最初の出来事です。
これは外からの意見として家族や医師の意見を入れ込みます。
なんといっても患者自身は今現在の状況把握ができていない事が多いです。
いわゆる「天然ちゃん」状態だと思ってください。
そこへ一般的なルールが何かという事を行動で把握させていくのです。
高次脳機能障害で多くみられるのは記憶関連です。
もちろん物事を考えるというのも多いですが、それらの二つをどうして行くのか、患者本人が繋げきれないことが多いので、それをそばから患者自身がつなげられるようにアドバイスをしていくのです。
それには患者が自分自身を信じないといけない、それがリハビリを始めるための準備と思って対応しましょう。
ご家族も、医師も、リハビリ士も、患者本人も。