高次脳機能障害に活用する道具として「手帳」をオススメ

 

手帳と言っても様々な使い方があります、それを上手に使っていくとどうしていいのかわからない人にはとってもありがたいです。

文字をちゃんと認識できるという日本人はとても便利な教育を受けていますので、それを活用するにはまずは文字を使った方法から。

 

文字を書けばやることがわかる

 

まず記憶に問題が出ている時はちょっと話をした後にすぐに忘れてしまう人が大半です。

なので約束をした後にしばらくしても行動できず、本人も記憶上から消えている時があるのでそんな話をしたのかすら忘れていいる時があります。

それをどうにかしたい時は文字を使ってどうするのかをメモを使って書き留めておくと次に何するのかわかります。

 

 

本人が具体的にどう行動するのかを書き出す

 

もし文字を読むだけで行動ができる人なら単純な箇条書きで問題ありませんが、文字を読んでもよくわからない場合も多々あります。

その時は何をするのかを書き出します。

これは例として「掃除」について書いてみましょう。

まずは何をするのか、一つのテーマを書き出します。それから細かい行動を具体的に出してみましょう。

「 台所の食器洗い 」
食器を水で軽く洗う > スポンジに石鹸をつける > お皿・コップ・フォーク・お箸 の順で洗う > 水で流す > 食器を乾かす > 食器入れに入れる > お箸などはお箸入れに入れる > 終了

具体的に書き出すのはその人の障害状況で変わりますが、その人がその「行動」をイメージできるかがポイントです。

仮に「食器を乾かす」という部分で、乾かすと言ってもどう乾かすのかがイメージできない場合は一緒にどうしたら乾くのかレクチャーする必要があります。

「覚ええるのはこんな大変なのか」そう一般の人は思うかもしれません。しかしこれら頭に障害があるという事は、例えばですが「指が一本なくなった」と把握してもらえるとわかりやすいかもしれません。

そうするとどうにかやり方を考えて、行動方法を考えながらやる必要がありますよね。数回したらその行動を患者の体が覚えてくれます。行動イメージがわかるかがポイントになっているだけで、それを克服して次に進めます。

 

 

文字が読めない時は絵や動画を活用

 

もし文字を使えない人は絵や動画を使ってみましょう。

行動方法が分かればその人はそれを真似するだけでOKです、それを学ぶといいます。

行動方法がイメージできない、わからないから進めないことが多かったりします。

それならそのやり方を教えて、わからない事にぶち当たった時はその行動を視覚化する事で見て分かるようになります。

これは新しい言語を教えると考えてもいいかもしれません。

例えば日本の方言を知るときは文字で書いて伝えても全然おぼえられないですよね。

そうしたら絵や動画を利用して教えるのが早いでしょう。

これも障害状況によりますが、一つの方法だと普通の人も思ってみてください。

全く別の出来事や技術を教える形で、進めます。

 

 

手帳を使ったちょっとした工夫で行動につなげましょう

 

今回は手帳を使ったという話から始まりましたが、要はその人がその出来事を頭の中でイメージできるのかがポイントになります。

その道具として文字が可能であれば手帳を利用し、それが難しかったら絵を、さらに難しかったらスマホで動画を。

解決策は本人の頭の中で具体的にイメージできるかどうかです。

なので文字で書き留めたら実際に一緒にやる事が重要になってきます。

これは回数が必要なので質よりまずは回数を増やしましょう。人間体で覚えるのが大事です。

まず一つの手段である手帳を活用して、そのあとの行動を具体化する。

これをやってみて、その症状の度合いになりますが、それらができるようになって行けたらと思います。