重度認知症の方の状況を把握する

以下は認知症の方に見られる症状ですので高次脳機能障害とは少しずれているのですが、脳を患った場合下記とにたような状況となる場合があります。

認知症の段階として 軽度 中期 重度 という見方が現在一般的に利用されています。様々な方々が認知症になっており、日々どうするのかを考えて周りの方の手を借りて過ごしています。その中でも重度とみなされた方の状況を把握してみましょう。

以下が重度の状況を表す認識や行動となります。

□ 自分の今いる場所が分からなくなって、住んでいる家等が思い出せない

□ 目の前にある衣服を自分でちゃんと着ることが出来ない、服やズボンが何なのか正しく理解出来ない

□ 下着を長く来ていても平気で、服を脱ぎたがらなくなっている

□ ついさっきした事をすぐに忘れてしまう、食事や挨拶等やったことが覚えられない

□ 排便や失禁等、用を足すことがおかしくなってくる、便をしてもそのままであったりどこでも用をたすようになる

□ お風呂に入ろうとして入っていくのだが、体や頭を洗わずそのままで出てくる

□ 自分と同居している家族の関係が曖昧に、もしくは分からなくなる、または間違えて認識するようになる

□ 今現在家にいるのに家に帰るという事等を話すようになる、その時間帯おちつかなくなる

□ 昼と夜の区別がつかなくなり、夜に外へ出ていこうとする、夜に騒ぎ始める

□ 自分の家族の区別が付かない、何がどれで誰がどうなのかわからない

□ 風呂を拒否するようになる、浸かることを嫌がり抵抗するようになる

□ 生活全ての面で介助が必要となっている、食事から排泄まで

□ 行動が自分で抑えられない、一人で徘徊する、妄想で判断し始める、脅迫観念にかられる

□ 目の前にある物の状況や程度がわからなくなる、なんでも口に入れたりする

□ 何を話しているのかコミュニケーションが取れない、同じ言葉をずっと喋る、一人で何かに話し続ける

主に見て取れる状況といたしましては、

■会話
コミュニケーション自体が成り立たなくなって来ます、日常会話、一緒に行動する際の会話などが難しくなります。

■記憶面
新しく起こった出来事や、目の前の物の事等がほぼ覚えていられなくなります。以前は思い出して話していた古い記憶についても話が出来なくなり、分からなくなります。

■物事の認識
人物、場所、時間のが理解把握出来なくなります。説明や話、実際に体験させても理解し、覚えていることが出来ません。

■日常生活
生活する上で誰かの手を借りなければ過ごすことができなくなります、全面的なケアをしていく必要がでます。

重度認知症となってくると上記のような症状が強く出てきます。

脳が萎縮したり、何かしらの問題があったりすると出る症状でもありますので自覚する事も大切です。

目の前の方に対してどのような形で介助すればいいのか、その方へついつい目が行きがちですが、どのような方でも何かしらの記憶等が残っていたりしますので、コミュニケーションも忘れないようにしていきましょう。

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