前向健忘:記憶障害の症状として出るもの

記憶障害の一つとして前向健忘症というのがあります。

記述の通りなのですが、新しい物事が覚えられなくなるんです。

これは自分もそうだったんですが、新しい事が覚えられないんです。そう覚えられない。話などやり取りをしている際には何言っているのか勿論わかるのですが、それから少し、数分でも経過すると「あれ、何やってたっけ?」という状態になります。本当です。

新しい情報を見たり、聞いたり、知ったり、学習したりと普通の人はするかもしれませんが、それらができなくなります。ちょっとした出来事すらわからなくなる。だから例えば友達とバスでどこどこへ行ってきた、というのが一日で消えたりします。無論バスの乗り方すらわからなくなる場合もあります。

こういう形で新しい事をとにかく覚えられないってのはかなり大変なんですよ、新しい場所へ行ってしまった場合とか特に困ります、周りが何でどうなのかさっぱりわからない。どうすればいいのかわからない状況に陥るのです。その時ほんとそばで助けてくれる人がいるからなんとかなるのですが、居なかったら大変です。

また、もっと大変な場合は、わからない事すらわからなくなる場合、その場合は自分が何をどうしたのかわからないので同じ事をしたり、同じ間違いを繰り返したりします。その上間違いそのものを忘れてしまうのでその人自身は悪びれる事なく同じ事を繰り返してしまったりします。

そのような形で記憶を新しくインプットする機能に障害が出てしまうのがこの前向健忘症、これが治るかどうかはその患者さんの脳のどの部分が損傷しているかどうかにかかってきます。場所もし脳内で損傷した場所がある意味マシな所でしたらどうにか回復していきます。これは自分がそうだからです。

ですが回復にはやはり時間がかかり、また記憶という性質上何度も繰り返しをして出来事や新しい事を頭に入れるしかないので手間もかかります。でもやらなければ治らないのでやるしか無いでしょう。

自分はいま1,2ヶ月ぐらいやっと記憶が保存出来るようになってきていますが、これは発病してからすでに7年近く色々なリハビリや生活を続けてきてやっとの事です。この回復度合いは患者さんによって違いますので一概にどうするとは言えないのですが、まずこの前向健忘症というのがある事を知って貰いたいです。

>>高次脳機能障害 記憶障害 記事一覧

  • 高次脳機能障害 記憶障害

    >>高次脳機能障害 症状に戻る