失認症:高次脳機能障害

失認症とは?
人間には様々な感覚があります、いうなれば外から情報を得る手段、アンテナです。
失認症とはそれが上手く作動してくれてない状況を表します。
例えば「見る」「聞く」「触る」「相貌失認」「同時失認空間失認」等。

では何がどうなのかそれを詳しく見てみましょう。

■見るという事「視覚失認
これは例えば目の前に物を置き、それがなんなのか、どういうふうに使えるか等がわからない状況を差します、コップ等を目の前に置いてもそれが何なのか、どう使っていいのかわからない状況ですね。

■聞くという事「聴覚失認
これは聞いてそれが何なのかわからない状況を示します。ピアノの音やギターの音、単純にトライアングルや鈴等、聞こえるけど聞いてそれが何なのかわからない状態です。頭の中で音と意味が繋がっていない状況といえばいいでしょうか。

■触るという事「触覚失認
人は触ることである程度それは何なのか分かるようになってますよね。本だったり、コップだったり。それが目隠しして触ってみると何を触っているのかわからない状況です。これは生活上いつも使っている基本的な物が何なのかわからない状況です。お皿やお箸、これを触っても何なのか、どう使っていいのかわからない感じですね。

相貌失認
相貌失認とは目の前にいる人の顔を見てもだれなのかわからない状況や相手の顔を見て、相手が怒っているのか、泣いてるのか、笑っているのかわからない状況です。目の前の人を見ても「この人だれ?」というのは困りますよね、以前しっかりお世話になった人かもしれないのに失礼になってしまいます。そして人は対人関係の経験を積むことでその人の表情から怒っているのか泣いているのかを判断する事ができます。だけどこの失認状況になってしまうと見ても相手がどういう風な感情、状況になっているのかわからない事を言います。

同時失認空間失認
これはぱっと見せた絵や眼の前の風景の全体を認識出来ない場合を差します。この場合目の前の風景全体が何なのかわからないけれど細かい部分なら分かるという状況ですね。簡単に言うと野球をやっている風景を見せても何をしているのかわからないが、細かいボールやバット、グローブならわかるという事です。しかしそれは単純な例で、普通に生活していく上で目の前に同時に起きている出来事や物がわからないとなると失認している人はあれこれ混乱してしまいます。

ひとつひとつ細かく分けていくともっと沢山あるかも知れませんが代表的な失認症の症状はこんな感じだと思います。私も以前上記失認状態にありました。言ってしまうと要は情報が頭の中でバラバラになっているという事だと思います。一つ一つの出来事や情報が繋がっていないんですね。コップを触ってわからないという事は、触って入ってくる情報が何をするための物なのか、何を意味するのか、何と呼ぶのか、それらの情報がバラバラになってしまっているために一つの答を出す事ができません。意外と普通にそこら辺にある物は多くの情報の集合体だという事を改めて感じます。

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