GOMA 高次脳機能障害と生きる音楽家

ディジュリドゥ奏者のGOMAをご存知ですか?

一般の方にはあまり知られてないかもしれませんが、野外フェス好きのアラフォー世代なら一度は目や耳にしたことがあろう、というほど有名な音楽家です。10年前に2回生演奏を見たことがありますが、ディジュリドゥをレイブ音楽に融合させた前衛的な音づくりも、前人未到の音楽に挑戦するGOMA自身の存在も本当にクールで、かなり勢いのあるミュージシャン、でした。

彼が首都高で追突事故に遭い、高次脳機能障害を患うようになったのは2009年。その後のGOMAを取材したドキュメンタリー「フラッシュバックメモリーズ」を、Amazonビデオで見ました(プライム会員なら追加料金ゼロで再生可能です)。

ドキュメンタリーでは、彼の事故前の輝かしい経歴、事故前後の出来事、発症後の迷い、戸惑い、心境の変化などが鮮明に映し出されていきます。
GOMAの高次脳機能障害は、記憶障害(事故前十数年の記憶がない、短期記憶が定着しない)と怒りの感情コントロールがうまくできない、等。高次脳機能障害をもつ夫と一緒に鑑賞したのですが、夫曰く「共感しかねえ」とのこと。ドキュメンタリーではGOMAを支える家族の存在も描かれており、私もけっこう心に響くものがありました。

また、障害とは関係ないのですが、個人的にオーストラリア先住民の自然と一体になった生活様式をリスペクトしているので、GOMAが脳に損傷を負ってから衝動的に描きはじめたという絵画が印象的でした。小さい丸がたくさん並んだ抽象的な、まんまアボリジナル・アート!この人ほんとオーストラリア先住民のスピリットが心身に染み付いているんだな、と心打たれました。

あとは、久しぶりにみたGOMAのライブ。10年前より確実に進化していました。重い記憶障害があっても努力し続ければ成長できる、そう感じさせる力強い映像でした。

最近本も出版したそうなので買わねば。楽しみ。

治療 記銘力障害 どのような対処を行えば良いのか。

記銘力障害治療対処法としては、以前話した海馬をどう使っていくのかというのがポイントとなります。

まず海馬は短期記憶を入れる所、入れると一時的に記憶してくれるので、その記憶を使って目の前の出来事を処理したりします。

しかしその記銘力・一時的に記憶を保持する機能に損傷が損傷すると目の前の出来事を一分、二分で忘れてしまい、何も手につかなくなる、何も処理できなくなるとなってしまいます。これが記銘力障害。

それをどう治療していくのかといいますと、

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記銘力障害の病巣、その原因はどこにあるのか

病巣、つまり記銘力障害の原因の件なのですが、
これはもう記憶をつかさどる場所、海馬にまず問題がある可能性があります。

もちろん脳内はほぼ記憶に関連した出来事を扱う所なので、
その記憶の質によって違いが出てきてしまうのですが、
まずはこの海馬という場所から疑ってみましょう。

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記銘力障害 【キメイリョクショウガイ】とは

記銘力が正しく動かなくなった状態、つまり自分が新しい体験や出来事、知識等を覚えることができなくなってしまった状態のことを指します。

具体的にはちょっと前のことから、数秒前の出来事等まで、通常一時記憶として保持されているはずの情報でさえ覚える事ができません。

様々な障害とかぶさって出てくる障害であるが、特に記憶障害の中の一つの症状と見ていいのではないでしょうか。記憶障害にも多くの状態があるので、その中の一つとして認識しておきましょう。

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概念失行:高次脳機能障害

概念失行とは

概念的な誤りが見られ、道具と使用と作用対象の関連付けが障害される

文字通り概念が頭の中でちゃんと繋がっていない状態を言います。
たとえばある道具があったとして、それをどう使えば何が起こるかが頭の中でつながっておらず、正確に使う事が出来ない感じです。

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